全日本柔道連盟は29日、世界選手権(8~9月・ブダペスト)の男子代表に重量級2階級で各2枠を使うと発表し、代表9人が出そろった。

 女子は既に決定し、代表18人で初出場が10人と新しい顔触れとなった。

 100キロ超級には全日本選手権2連覇の王子谷剛志(旭化成)と原沢久喜(日本中央競馬会)を選出。王子谷は個人で初となる。100キロ級にはリオデジャネイロ五輪3位の羽賀龍之介(旭化成)を2人目で追加した。

 日本男子の井上康生監督は原沢と羽賀の起用を「海外での成績を踏まえた」と説明。リオ五輪金メダルのベイカー茉秋(日本中央競馬会)が故障で長期離脱中の90キロ級は、優勝を狙える選手がいないとの理由で派遣を見送った。

 団体戦のメンバーには90キロ級の長沢憲大(パーク24)、81キロ級の渡辺勇人(了徳寺学園職)、73キロ級の中矢力(ALSOK)、66キロ級の橋口祐葵(パーク24)が入った。