日本バレーボール協会が昨年人身事故を起こして公的活動を自粛している男子日本代表の中垣内祐一監督(49)の代行起用を検討していることが3日、関係者への取材で分かった。11日の代表チーム始動までに同監督に対する検察の処分が決まらなかった場合、踏み切る可能性がある。

 中垣内監督は昨年11月に広島県内の中国自動車道で乗用車を運転中に男性をはね、重傷を負わせた。日本協会は12月にけん責処分を科したが監督を任せる方針を示し、3カ月以内に刑事上の処分が決まると見通していた。だが今年1月に自動車運転処罰法違反(過失傷害)の疑いで書類送検された後、処分が出ていない。

 監督代行には男子強化委員長で、プレミアリーグの東レで監督経験のある矢島久徳氏(49)らの名前が挙がっている。