国際オリンピック委員会(IOC)は5日、スイスのローザンヌでプログラム委員会を開き、2020年東京五輪の新種目として各競技の国際連盟(IF)から提案されたバスケットボールの3人制や柔道の男女混合団体などを協議した。新種目は7月の理事会で決まる。

 カラーロ・プログラム委員長は理事会に提案する内容について「何も言えることはない」と明言を避けたが、IOCは混合種目の導入や種目数の男女同数化を推進する方針。マコネル競技部長は「男女平等はとても重要な論点だ」と強調した。

 大会組織委員会の小野日子スポークスパーソンは「組織委としても選手数、会場、コスト面のほか、競技スケジュールに影響がある問題なので大きな関心を持っている」とコメントした。

 昨年のリオデジャネイロ五輪では306種目を実施したが、夏季大会は約310種目を上限に設定しており、IOCのコーツ副会長は東京五輪で「310種目程度となる」との見通しを示している。