メダル効果で1億円-。男女混合の団体戦で争うバドミントンの国・地域別対抗戦、スディルマン杯(21~28日、オーストラリア)で初優勝を狙う日本代表が9日、都内の味の素ナショナルトレーニングセンターで会見し、新ユニホームも発表された。事実上初の「胸スポンサー」として自動車大手のダイハツ工業がつき、契約金は推定で年間1億円になる。

 従来は各選手の所属企業の名前が入っており、いわゆる「胸スポンサー」はいなかった。昨年リオ五輪女子ダブルスで高橋、松友組が日本勢初の金、奥原も同シングルスで初の銅メダルを獲得。競技の注目度は格段と高まり、今回の大口契約につながった。

 袖にも大手旅行会社JTBの名前が入る。日本協会によると、他にも複数の企業がスポンサーに名乗りを上げているという。昨年まで年間約1億5000万円程度だった強化費の倍増も見える。20年東京五輪に向けても、追い風になりそうだ。