第1戦を落としたB1全体最下位18位の東地区仙台89ERSが、連敗してB2降格となった。

 第2クオーター(Q)までは32-37と食らい付いていたが、第3Qから突き放された。間橋健生ヘッドコーチ(46)は「富山さんの方が単純に勝ちたい気持ち、技術、体力、メンタルすべてで上回っていた」と完敗を認めた。

 司令塔の石川海斗(26)は「うちにとっては点を取り合ったら勝てない」と敗因を分析。レギュラーシーズンの1試合平均得点67・5は、リーグワーストと攻撃力が低い。持ち味の激しい守備が発揮できなければ、勝機はなかった。

 主将の志村雄彦(34)は「結果がすべてなので受け止めるしかない」と降格に無念の表情。主力の片岡大晴(31)も「自分自身が招いたこと。逃げることはできない。そういう力のない選手だったということ」と自分を責めた。

 この日、第3戦まで持ち込んだ秋田ノーザンハピネッツも敗れて、2回戦に進出できなかった。今季はBリーグ元年だったが、わずか1シーズンで東北のB1チームが消えた。