バレーボール男子日本代表が15日、都内で会見を行い、フィリップ・ブラン監督代行(56=フランス)の下、新体制で20年東京五輪・パラリンピックに向けスタートを切った。

 中垣内祐一監督(49)は昨年11月に人身事故を起こし、現在は謹慎中のため、異例の措置となった。ブラン監督代行は「コーチでも監督でも、目指すものは同じ。日本の勝利のために全力を尽くす」とあいさつした。

 6月から始まる国際大会、ワールドリーグのエントリーメンバー18人が発表され、新主将にセッター深津英臣(26=パナソニック)が指名された。深津英は、以前から前主将の清水から「お前が全日本を引っ張れ」と声をかけられており、気を引き締めていた。

 代表チームは国内合宿、ワールドリーグを経て、7月には18年世界選手権(イタリア・ブルガリア共催)の出場権を懸けたアジア最終予選(オーストラリア)に挑む。出場5チームで総当たり戦を行い、2位以内で世界選手権の出場権を獲得できる。