サーフィンの世界選手権(20~28日、フランス・ピアリッツ)に出場する日本代表男女6人が16日、成田空港から出発した。

 20年東京五輪での実施が決まったことから、昨年の第29回大会から規模もレベルも大幅に拡大。昨年の29カ国から40カ国近くまで参加国も急増した。世界最高峰のWCT(ワールド・チャンピオンシップ・ツアー)選手の出場が今大会から解禁されて、レベルも上がる。

 日本の目標は「個人でのメダル獲得。団体で5位」と井本公文アシスタント・マネジャー。14年に5位に入っている大村奈央(24)は「東京五輪まで3年になって、注目されているのを感じる。メダルを持ち帰って、サーフィンをアピールしたい」と話した。

 2度目の大会挑戦となる田中大貴(19)は前夜、競泳元五輪代表の伊藤華英さん(32)と食事をして、北京、ロンドン両大会の体験談などに耳を傾けた。「いろいろと話を聞いて、勉強になりました。すごく、刺激を受けました」と、3年後の五輪に意欲たっぷり。「調子もいいし、CT選手と一緒にできるのも楽しみです」と話していた。