女子200メートル自由形で、池江璃花子(16=ルネサンス亀戸)は1分56秒91と自身の日本記録に0秒58迫るタイムで初優勝した。

 指導する村上コーチは大会前に「疲れもある。100%ではない」と話していたが、元気あふれる16歳には関係ない。150メートルまでは自身の日本記録を上回るペースで、場内を盛り上げる。わずかに1月に出した日本記録更新はならなかったものの、自身2度目の1分56秒台の好タイム。「良いレースができた」と、笑顔をあふれさせた。

 50、100メートルに比べて、200メートル自由形には苦手意識があったが、それも消えつつある。今大会は自由形、バタフライで計4種目に出場。4月の日本選手権では女子初の5冠を達成したが、今大会は4冠で、7月の世界選手権(ハンガリー)へ、弾みをつける。