女子100メートルバタフライ決勝で、池江璃花子(16=ルネサンス亀戸)が57秒65で制し、今大会4冠を達成した。

 5冠を獲得した4月の日本選手権に続く、出場全種目制覇。「去年までは全種目優勝はなかった」と笑顔をみせた。一方で出場4種目で保持する日本記録の更新はならず、「自己ベストを更新できなかったことは悔しい」と、貪欲な姿勢をみせた。

 大会後は7月の世界選手権(ハンガリー・ブダペスト)の日本代表壮行会に、シンクロナイズドスイミング、飛び込み、水球、オープンウオーターを合わせた約70人の選手とともに参加した。目標は競泳競技第1日にある女子100メートルバタフライでのメダル。「初日に取って、チームに勢いを与えたい」と世界大会では初のメダル奪取を誓った。