男子テニスで、ジュネーブオープンに出場する世界9位の錦織圭(27=日清食品)が22日、会場で約2時間、実戦形式の練習を交えながら、同3位のバブリンカ(スイス)と打ち合った。大会に出場している2人のトップ10選手の練習にジュネーブのファンも釘付けとなった。

 バブリンカは、ジュネーブから電車で約30分ほどのローザンヌ出身。多くの人には見慣れたヒーローだが、錦織は初見参。強烈なフォアが決まると、その度に感嘆の声が起きた。

 今大会からチャン・コーチが合流。急きょの参戦に「全仏前に試合数が少なすぎる。ローマで、もう少し試合数が欲しかった。全仏前のいい準備になる」と話した。

 錦織は初戦の2回戦で同88位のククシュキン(カザフスタン)と対戦する。日本時間24日午前1時以降にセンターコートで行われることが決まった。対戦成績は錦織の7戦全勝。