柔道の世界選手権男子60キロ級代表の高藤直寿(23=パーク24)が23日、同じ所属先の選手やプロボクシングWBO世界スーパーフライ級王者井上尚弥(24)の活躍に刺激を受けた。

 アジア選手権(26~28日、香港)出場のため成田空港を出発。グランドスラム・エカテリンブルク大会(20、21日・ロシア)で優勝した男子73キロ級橋本壮市(25)と90キロ級長沢憲大(23=ともにパーク24)が同日午前に成田空港に帰国した。

 高藤は「パーク24のみんなが優勝したので自分も勝って、世界選手権に向けて調子を上げたい。確実に勝つ、隙のない柔道をしたいです」と意気込んだ。

 さらに、21日には親交のある井上が5度目の防衛に成功した。「帰国したら飯の約束もしているので、勝たないと恥ずかしくて飯も行けない。向こうは大スターだけど、僕も柔道界の大スターになれるように頑張ります」。世界選手権前には一緒にトレーニングを予定しているという。