2020年東京五輪の追加種目となったサーフィンの世界一を決めるワールドゲームズ第5日は24日、フランス南西部のビアリッツで行われ、男子2回戦の10組で20歳の堀越力が11・44点で2位に入り、3回戦に進んだ。

 堀越は体調不良に見舞われながらも2回戦を突破した。22日の1回戦の後に風邪をひき、ほとんど食事も取れない状態で「ずっと休んでいた。昨日(23日)も一度もサーフィンをしなかった」というピンチだった。

 前半はうまく波に乗れず、4人中最下位と出遅れた。それでも後半に波の上部でターンを決める技を繰り出すなどして2位に食い込んだ。疲労困憊(こんぱい)といった表情で「この体調で勝ち抜けてよかった。次へ向けて、しっかり休みたい」とほっとした様子だった。