ノルディックスキー・ジャンプ男子の葛西紀明(44)、女子の伊藤有希(23)らが所属する土屋ホームが25日、沖縄・宮古島で行っている合宿を公開した。

 合宿は「鬼トレ」と言われるほどハードで、早朝から夜まで4部練習。ソチ五輪後、イベント、テレビ出演で練習量は「減っていた」と話す葛西は「求めるのは練習量。それが自信につながる。今年は去年よりもやれている。吐くまでやって自信をつけたい。金メダルを目指してやっていく」。史上最多8度目となる来年2月の平昌五輪での悲願達成へ、気合を入れた。

 女子の伊藤は、昨季はW杯5勝を挙げ躍進した。前回のソチ五輪は7位にとどまっただけに「ソチの2本目のジャンプが終わった直後から平昌への戦いは始まっている。この合宿が五輪につながると信じて頑張ってやっていきたい」と気持ちを高めていた。

 合宿は、葛西の45歳の誕生日となる6月6日まで約3週間行われる。