世界9位の錦織圭(27=日清食品)が、3本のマッチポイントをはね返し逆転勝ちだ。

 同62位のアンダーソン(南アフリカ)に2-6、6-4、7-6の約2時間半の激戦を制しベスト4に進出。準決勝では同33位のズベレフ(ドイツ)と対戦する。

 錦織は、今回の欧州遠征で好調だった第1サーブが入らず。逆に、身長203センチの相手から、14本のエースをたたき込まれた。最速サーブで、時速50キロ近い差。その圧力で、最終セット4-5の自分のサービスゲームで0-40と、3本連続のマッチポイントを握られた。しかし、それをしのぐと、タイブレークで何とか相手を振り切った。

 錦織の準決勝は、日本時間26日午後9時以降の開始予定だ。