日本男子期待の「Wヒロト」が最終日を待たずに姿を消した。

 地元一宮の波で快進撃を続けてきた大原洋人(20)は5回戦の終了間際まで12・63点でコア・スミス(ハワイ)をリードしながら、最後に13・07まで得点を伸ばされ逆転負けで準々決勝進出を果たせず。地元ファンの大声援を受けていただけに「悔しい。期待に応えられずに申し訳ありません」と話した。

 新井洋人(22)は準々決勝で15・34をマークしたものの、17・00のオニー・アンワー(インドネシア)に届かず敗退。「少しのミスで勝てずに悔しい。でも、このレベルの大会で5位になれて、得るものは大きかった。次につなげたい」と気持ちを切り替えながら言った。

 五十嵐カノア(19)がトップカテゴリーのCT選手になり、大原も現在10位以内がCT参戦できるQS(クオリファイング・シリーズ)ランク4位。若い2人に先を越され「悔しいし、刺激にもなる。ポイントを重ねて(QSランク)ベスト10位に入りたい」とCT入り目指して話していた。