ノルディックスキー・ジャンプ男子の葛西紀明が20日、所属する土屋ホームの欧州合宿を終えて成田空港に帰国した。スロベニアを中心に約3週間、例年より多い約40本のジャンプを飛んだそうで「最高のトレーニングができた」と日焼けした顔に充実の笑みを浮かべた。

 合宿では昨季より2センチ短いスキーを試すなど道具もテスト。後半に滞在したイタリアでは「食べ物がおいしすぎて我慢しきれなかった」と体重が少し増えたことに苦笑いを浮かべた。今月末から臨む夏のシーズンに向け「平昌(冬季五輪)につながるジャンプをしていきたい」と述べた。

 女子の伊藤有希は「トレーニングをしてきた成果を出す。気を引き締めていきたい」と話した。