20年東京五輪の追加種目でワンツーフィニッシュだ。リード男子で21歳の是永敬一郎が金メダル、20歳の波田悠貴(ともに埼玉県連盟)が銀メダルを獲得した。

 波田は、課題を見て「あまり得意ではない」との印象を受けたという。序盤の動きで腕に疲れがたまり、ライバルが苦戦した難所を前に「もう限界に近かった」が、ここで気合を入れ直して乗り越えて銀メダルにつなげた。小学3年の時にゲームセンターでボルダリングの壁に挑戦したのが、競技を始めるきっかけ。同じ日体大の是永と表彰台に立ち、日本の選手層の厚さを世界に示した。