男子50メートル平泳ぎは、小関也朱篤(25)が予選に続き準決勝でも日本新をマークしたが6着にとどまり、決勝進出はならなかった。

 小関が真っ向勝負で飛ばした。7組4着、全体の10位で初めて予選を突破。27秒21の日本新記録に「無我夢中でした。しっかり日本記録ぐらいじゃないと残らない。目安のタイムだった」。朝一番の予選からかっ飛ばした。準決勝では、日本新を更新する27秒17。だが、ピーティが25秒95の世界新を樹立するなどハイレベルの争いの中、全体11位にとどまり、8位以内が進める決勝は逃した。

 前夜の100メートル決勝。わずか0秒05差でメダルを逃した。電光掲示を見て、あまりの微差に「まじかよ」と絶句した。悔しさが残ったものの、残りの種目へ向けて切り替えた。

 本命の200メートルは明日27日から始まる。「200メートルはメダルを取り切らなきゃいけない」と気合を入れる。8月に生まれてくる第1子のためにも、メダルをつかんで持ち帰る。

▼男子50メートル平泳ぎ予選

(10)小関也朱篤(ミキハウス)27秒21=日本新、準決勝進出

▼男子50メートル平泳ぎ準決勝

(11)小関也朱篤(ミキハウス)27秒17=日本新、落選