男子200メートル個人メドレー準決勝を全体2位で通過した萩野公介(ブリヂストン)は余裕たっぷり。「まだそんなに集中もしていない」と穏やかな表情で話した。

 最初のバタフライで組のトップに立つと、その後も力みなく泳いで1位をキープ。銀メダルだったリオデジャネイロ五輪決勝の1分56秒61を上回るタイムでゴールした。右肘の手術明けの今季は、これまで本調子ではなかったが、世界の舞台に向けてきっちりと仕上げてきた。400メートルの五輪王者は「今回は200メートルの方がいけると思う。あと1秒上げて自己ベストを出したい」と今大会日本勢初の金メダルへ意欲を示した。