リオ五輪400メートル個人メドレー銅メダリストの瀬戸大也(23=ANA)は1分56秒97で5位に終わった。萩野公介(22=ブリジストン)は銀メダル。

 レースを終えた瀬戸は、悔しそうな表情だった。

 「昨日に続きタイムを落としてしまった。決勝でいいパフォーマンスを出すことは難しい。なかなか爆発できていない」と唇をかんだ。

 最初のバタフライで3位、続く背泳ぎで4位と順位を落とし、平泳ぎで3位に浮上し、最後の自由形に表彰台をかけたが届かなかった。

 それでも、中2日後には、同大会3連覇のかかる400メートル個人メドレーが控えている。「(ハンガリーの)チェー選手に離されないように食らいついていきたい。調子は悪くないので3連覇できるように頑張りたい。強いゾと思われたい」と負けん気の強さを見せた。

 瀬戸は26日に行われた200メートルバタフライで今大会銅メダルを獲得しているが、2個目のメダルは持ち越しとなった。

 ◆瀬戸大也(せと・だいや)1994年(平6)5月24日、埼玉県生まれ。6歳の時に水泳を始める。埼玉栄高時代は高校総体で3年連続個人メドレー2冠。13年4月に早大進学し、13、15年世界選手権男子400メートル個人メドレー連覇。昨夏のリオ五輪は同種目で銅メダルを獲得した。今年5月、飛び込みの馬淵優佳と結婚。174センチ、75キロ。