26日に世界選手権から帰国したシンクロナイズドスイミング日本代表が27日、食事のサポートを受ける味の素の都内の本社を訪問した。

 1度の練習で体重が1キロ減ることもあるシンクロ競技にとって食事は重要。日本代表は現地で味の素のサポートを受け、多い選手で1日白米1・8キロ(茶わん約12杯分)を摂取し、体力維持をはかっていた。社員に拍手で出迎えられた井村雅代ヘッドコーチ(HC、66)は「食べ物は選手にとって命。早朝から夜遅くまで食事を届けていただき、日本にいる時と同じ調子で戦えた」と感謝を述べた。

 エースの乾友紀子(26)も選手を代表して「今回はコンディションに全く不安なく臨むことができた。本当に感謝しています」とあいさつした。

 前回大会のメダル4つから、チーム・テクニカルルーティンの銅1つへと減らした今回は井村HCにとっては「負け」。さらなる強化のため、「お疲れさまは無し。疲れている暇はない」と選手らに発破をかけた。