女子200メートルバタフライの17歳、長谷川涼香(東京ドーム)はリオデジャネイロ五輪で進出できなかった決勝を泳ぎ「悔いはない」と達成感を口にする一方、目標のメダルに届かず、レースを振り返るうちに涙が止まらなくなった。「持っている力は全力で出したが、代表として来ているのに情けない」としゃくり上げた。

 序盤からスピードが出ず、1分0秒台を目指した前半に1分1秒28を要した。得意の後半も追い上げられなかった。「こういう舞台でもプレッシャーに負けないように、気持ちの面も強くしたい」と気丈に話した。