リオデジャネイロ五輪代表の小関也朱篤(25=ミキハウス)が2分7秒29で銀メダルを獲得した。

 小関は「目標にしていたタイムよりは遅かったんですけど、渡辺君と隣同士ということもあったので、一緒に表彰台と思っていました。泳ぎは調子よかったので、自然なストロークで泳げたと思います。混戦かなと思っていたんですけど、彼(優勝のチュプコフ)は6秒台を出していたので。まだまだだと思いました」と振り返った。

 8月には第1子が生まれる予定の小関は「ぼくとしては何色でもいいのでメダルが欲しかったです。正直、家族のためにというところが一番強かったと思います」と話した。

 表彰式を終え、メダルを手にした小関は「やっと取ったよ~」と笑顔。「ぼくにとって価値のあるメダルになったと思いますし、経験してきたことがこのメダルになって返ってきたと思います」と話した。隣の渡辺一平が「次は一番上を」と言えば「負けません」と返し、闘志を燃やした。

 小関は今大会、100メートル平泳ぎで決勝4位。わずか0秒05差でメダルを逃した。50メートル平泳ぎでは予選、準決勝と立て続けに日本新をマーク。「スピードが出ている」と手応えを話していた。