男子円盤投げで堤雄司(群馬綜合ガードシステム)が60メートル54の日本新記録を樹立した。堤は7月に、川崎清貴が1979年に出した60メートル22の日本記録を38年ぶりに上回る60メートル37をマークしていた。

 堤が7月に国士舘大の記録会で出した60メートル37の記録は、安全を確保するためにルール上必要な囲いがない状態で出されたもので、日本新記録として公認されない可能性が浮上していた。今回、堤は1投目に60メートル34を投げ、3投目に記録を伸ばした。

 過去には2013年織田記念国際の男子100メートルで桐生祥秀が10秒01をマークした際、旧式の風向風速計が使われていたため、国際陸連からジュニア世界記録としては公認されなかった例がある。