ボルダリング最終戦の決勝が行われ、男子は楢崎智亜(栃木県連盟)が2位、石松大晟(熊本県連盟)が3位に入った。女子の野口啓代(茨城県連盟)は3位だった。

 楢崎智と石松はともに4課題のうち三つを成功したが、楢崎智は完登に要したトライ数が少なかった。石松は自身初のW杯表彰台。緒方良行(福岡県連盟)は5位、藤井快(東京都連盟)は6位だった。

 シーズン総合の男子は千宗原(韓国)が2季ぶりに制し、昨季王者の楢崎智は2位。既にショーナ・コクシー(英国)が2季連続の優勝を決めていた女子は野口が3位となった。

 ◆楢崎智亜の話 久々に登っていて、めちゃくちゃ気持ちよかった。チャレンジャーの自分を思い出せた。

 ◆野口啓代の話 今季は優勝が1度もなかった。全体的に足りない部分が多いので、冬場にトレーニングし直して穴を埋めたい。

 ◆石松大晟の話 最高ですね。(3位が確定した瞬間は)正直、泣きそうでした。緊張もしたけど、登ることに集中できた。

 ◆緒方良行の話 表彰台に上れなかったのは悔しい。単純に実力が足りない。力を発揮できなかったというわけではない。

 ◆藤井快の話 力不足。ただ弱かったということ。(今季は)しんどかった。実力を根本的に伸ばしていく必要がある。