アメリカンフットボールのトップリーグ、社会人の「Xリーグ」の開幕直前企画「トークバトル」が22日、川崎ルフロンで行われた。

 富士通スタジアム川崎と神戸市王子スタジアムでの26日キックオフを前に、スーパー9(前年度東中西3地区各上位3チーム)のヘッドコーチ(HC)らが舌戦を展開した。

 この日、参加したのは東地区の富士通・藤田智HC、LIXIL(リクシル)・富永一HC、アサヒビール・有馬隼人HC、中地区のオービック・古庄直樹HC、IBM・山田晋三HC、ノジマ相模原・須永恭通HC、西地区のパナソニック・荒木延祥監督、エレコム神戸・狩野良太HC、アサヒ飲料・松本直人監督。決勝戦ジャパンXボウルに向けて、意気込みを語った。

 昨季からリーグ戦は新方式となり、前年度順位を基準に同程度の強さのチームが対戦。27日に富士通-LIXIL(リクシル)が富士通スタジアム川崎で早くも顔を合わせる。また、31日にはパナソニック-エレコム神戸が京セラドーム大阪で激突。9月5日にはオービック-IBMが東京ドームで「パールボウル」の再戦となる。

 QBキャメロンを軸に2年連続3度目の優勝を狙う富士通藤田HCは「チームとしては初戦が全て。個人的には関西がルーツなので、パナソニックには負けたくない」と手綱を締めた。

 対するLIXILの富永HCは「チームに外国人がいないことはマイナスではない。チームスローガンの”考動”の通り、考えながら動く」と前年王者に一泡吹かせようをもくろむ。

 また、一昨年覇者のパナソニックは2年ぶり8度目の社会人王座、5度目の日本一を目指す。荒木監督は「新人は例年7~8人だったが、今年は20年ぶりに13人入った。戦力は充実している」と自信を見せた。

 相手のエレコム狩野HCは「パナソニックを倒そうと1年やってきた。外国人も補強した。Xリーグ史上初の京セラドームで見せたい」と闘志を燃やした。

 そして、第1節最大の注目の対戦に臨むオービック古庄HCは「昔から敵は多いが、チャンピオンになる。開幕戦からバシバシやる」と気合を入れた。

 リベンジに燃えるIBM山田HCは「初戦は千葉テレビでの生放送も決まった。去年は勝っても負けても1TD差だったが、今年は圧倒する」と熱く語っていた。