非五輪階級の女子55キロ級の奥野春菜(18=至学館大)が4試合を勝ち、初出場優勝の快挙を成し遂げた。

 奥野は重圧から解放されて涙を流し、喜びを語った。

 -心境は

 奥野 本当に勝てるのかという気持ちだった。代表になるからには勝たないといけないと思った。今は優勝という結果を得られて、ほっとしている。

 -タックルが持ち味

 奥野 練習ではなかなか入れないけど、試合では無意識に入っちゃう。

 -53キロ級から階級を変更した

 奥野 内容はまだまだだけど、この優勝は今後の自信になる。チャンスをしっかりものにすることができた。

 -どんな涙か

 奥野 勝てたのは良かったが、いい内容にしたいという気持ちもあった。その2つが交錯して涙が出た。

 -今後はどこを伸ばしたいか

 奥野 組み手とかタックル以外の技を磨きたい。強い選手は全部できる。五輪で優勝するのなら、そういうところを目指していかなければいけない。