LS北見が中部電力を8-3、第8エンドでのギブアップで倒し、2勝1敗で五輪代表に王手をかけた。

 北見は第4エンドまで先行と不利な序盤で4得点するなどスキップ藤沢のショットがさえた。中電は第8エンドで5点差となりギブアップ。試合後藤沢は笑顔で仲間とハイタッチした。

 2度のダブルテークアウトを決めたサードの吉田は「何百回と練習してきたので、ここで決めなければと思った、決まって良かった。一戦一戦全力でやるだけ」と喜んだ。

 スキップの藤沢は「他のメンバーに引っ張ってもらった試合。心強いサード(吉田)、スイーパーも全力でスイープしてくれて私のショットを決めてくれた。明日もチーム全員で、サポーターも力にして全員で戦いたい」と話した。

 第4戦は10日午前9時から、第5戦は同日午後3時半から行われる。試合は5試合中3勝したチームが勝利する。

 カーリング女子の五輪出場枠は10枠(開催国枠を含む)で、16、17年の世界選手権の順位によって獲得したポイントの合計上位チームが出場枠を獲得できる。16年の同選手権はLS北見が出場し2位で初のメダルを獲得。17年は出場しなかったが、開催国の韓国を除いて7位が確定し五輪出場を決めた。日本代表は昨季と今季の日本選手権を制したチームがそのまま五輪代表に決まることになっていたが、昨季の同選手権は北見、今季は中電が優勝したため、代表決定戦が行われることになった。