体操の世界選手権(10月2日開幕、カナダ・モントリオール)日本代表が19日、都内で会見した。前人未到の個人総合7連覇に挑む内村航平(28=リンガーハット)は、リオデジャネイロ五輪で最後まで金を争ったオレグ・ベルニャエフ(ウクライナ)との再戦について「彼は年が明けてからもリオのレベルを維持している。僕は維持できていない。彼のほうが上に行くんじゃないかな」と淡々と語った。結果よりも質の追求を強調し「難しいことを簡単に美しく」と目標を掲げた。

 初めて個人総合に出場する白井健三(日体大)は「(内村という)一番良い見本が一番近くにいる。個人総合の舞台という経験を手に入れたい」と意気込んだ。