女子シングルスで世界選手権金メダルの奥原希望(22=日本ユニシス)が2年ぶりの優勝へ、好スタートを切った。1回戦で張雁宜(香港)に21-15、21-13の2-0で完勝した。五輪、世界選手権に次ぐ格付けのスーパーシリーズの国内大会で初戦から世界女王の実力を見せた。

 約5000人の観客が集まる中、奥原が危なげなく2回戦に進んだ。それでも本人は「ミスが多い」と試合内容に満足せず、持ち味の思い切りのいいプレーが少なかったことを反省。「右肩上がりで勝ち上がる。ここから少しずつ上げていく」と話した。2回戦では世界選手権の決勝で1時間50分の激闘を繰り広げたプサルラ(インド)と対戦する。