男子ダブルス世界選手権銅メダルの「ソノカム」こと園田啓悟(27)嘉村健士(27=ともにトナミ運輸)組は1-2(26-24、20-22、19-21)でロシアペアの「高い」壁に屈し、4強入りを逃した。

 ソノカムに立ちはだかったのは、身長197センチのウラジミール・イワノフ(30)。高い打点を生かした攻撃を浴び、嘉村は「後ろからのスマッシュが浮いてしまい、逆に攻められてしまった。攻撃力のあるペア相手に上げて打ち込まれるよりも、こちらから攻めていかないといけない」と反省を口にした。「ジャパン・オープンは勝つことに意味がある。ファンの前で優勝して結果を残したかった」と悔しさをにじませた。

 ソノカムはネットすれすれの高さの速い球であるドライブショットを中心とした低空戦を武器とするが、持ち味を生かしきれなかった。嘉村は「勝つためにはバリエーションを増やして、いろんなことをできないと上に上がってはいけない」と攻撃の幅を広げる必要性を感じた様子だった。園田は「1ゲーム目を取って、2ゲーム目もジュースまで行ったのに勝ち切れなかったのが悔しい。力んでる部分はあった」と硬い表情だった。