リオデジャネイロ五輪金メダルの“タカマツ”こと高橋礼華(27)、松友美佐紀(25=ともに日本ユニシス)組が3年ぶり2度目の優勝を飾った。予選勝者の金ハナ、孔煕容(韓国)組に21-18、21-16のストレート勝ちした。

 タカマツ・ペアは、第1ゲーム終盤、13-16とリードを許したが、一気に攻撃に転じて逆転。金メダル・ペアの経験の差を見せた。昨年の大会は、五輪後初めてのスーパーシリーズ大会で、心身ともに疲れ切っており準優勝。それだけに、高橋は「去年のリベンジをしたいとのぞんだ。実力的にもコンビでも負けないとと思っていた」と格の違いを見せた。松友も「相手と自分の距離感が、以前より明確になっている」と成長を実感した。

 これで五輪、世界選手権に次ぐ格付けのスーパーシリーズで9勝目。ただ、男子シングルスのリー・チョンウェイ(マレーシア)は40勝以上しているというのを聞くと「9勝では満足できない。2桁、それ以上は行きたい」(高橋)と、さらなる上を目指していた。