シニア1年目の本田真凜を姉に持つ本田家四女の紗来(さら、10=京都醍醐ク)が、76・47点の高得点で初優勝した。

 今月の近畿選手権で初めて決めたダブルアクセル(2回転半)-3回転トーループの連続ジャンプなどを成功。3回転フリップの回転が不足するミスなどもあったが「真凜お姉ちゃんに大会に行く途中に(無料通信アプリのラインで)連絡をもらって『緊張しなくていいから、楽しんでやってね』と言われた。笑顔で楽しんでやれて良かった」と振り返った。

 ノービスBはスケート年齢(7月1日に達している年齢)の9~10歳が対象となっている。8月生まれの真凜は小学5年生で90・41点の高得点をマーク。一方、4月生まれの紗来は小学4年生ながら、今季がノービスB最終年だ。目標としていた“真凜超え”はならず「超えられなかったのは悔しいけれど、真凜お姉ちゃんは5年生でこの大会に出ている。来年超えたい」と気持ちを新たにした。

 この日早朝には真凜がグランプリ(GP)シリーズデビュー戦となる、スケートカナダに向けて出国。紗来は「真凜お姉ちゃんはこれから何回も大会がある。オリンピックに出て、金メダルを取ってほしい。紗来もオリンピックの舞台に出たい」とエールを送りながら将来を思い描いた。