女子5000メートルの格下のBクラスに出場した高木菜那(日本電産サンキョー)が7分8秒77で2位、押切美沙紀(富士急)が7分9秒55で3位となった。

 個人種目で不振だった高木菜と押切が女子5000メートルでBクラスながら2、3位に入り、意地を見せた。

 高木菜は自己ベストを更新し「最後まで粘るレースができた」。昨季から続く膝の痛みにうまく対処できるようになり、状態は上がっているという。第1戦の団体追い抜きで世界記録を樹立するなど手応えを深めた序盤戦を終え「焦らずこつこつ積み重ねたい」と明るく話した。

 押切は得意の1500メートルでの復調と団体追い抜きのメンバー返り咲きを目指す。「長距離の感覚は戻ったが、短い種目はまだ。速いスピードを使いこなせるようになりたい」とすぐに気持ちを切り替えた。