フィギュアスケート男子の羽生結弦(22=ANA)が、先週末に拠点となるトロントに戻り、治療とリハビリを行っていることが明らかになった。

 22日、都内で行われた日本スケート連盟理事会後、同連盟の小林芳子フィギュア強化部長が「先週末に帰り、トロントで治療とリハビリに専念している」と話した。18年平昌五輪の代表選考会となる12月21日開幕の全日本選手権(東京・武蔵野の森総合スポーツプラザ)への出場に関しては、「そこまでまだ聞いていない」と話すのにとどめた。

 羽生は、11月9日に、NHK杯(大阪市中央体育館)の公式練習中、4回転ルッツで転倒。右足関節外側靱帯(じんたい)損傷のけがを負い、NHK杯を欠場。12月7日からのグランプリファイナル(名古屋・日本ガイシホール)の出場もならなかった。