リオデジャネイロ五輪重量挙げ女子48キロ級銅メダリストの三宅宏実(32=いちご)が22日、同五輪以来1年3カ月ぶりの実戦で優勝し、20年東京五輪へのスタートをきった。三宅は「優勝できて、すごくうれしい。トータル180キロを目標にしていたので、ほっとしている」とうれしそうに振り返った。

 久々の試合のため、減量のない53キロで出場。スナッチでは3回目の79キロで失敗し、78キロで2位につけたが、ジャークでは最後の試技で予定の101キロから103キロに変えて挑戦し、成功。「やるからには勝ちたい」と、トータル181キロで同門の後輩、佐渡山彩奈(いちご)を逆転した。

 20年東京五輪で、5度目の五輪出場、さらに3大会連続のメダルを目指す。「まだまだと思いつつ、きっとあっという間に東京を迎えると思う。目の前の現状と向き合いながら、1つ1つの目標を達成していきたい」と先を見据えた。次戦は18年5月の全日本選手権(金沢)を予定している。