ラグビー日本代表のフッカー堀江翔太(31=パナソニック)が22日、フランス代表戦(25日、ナンテール)でのリベンジを誓った。

 フランス・トゥールーズでの代表練習に参加。各エリアで攻守の戦術を確認するなどリラックスした表情を見せた。3日後に控える今年最後のテストマッチに向けて「セットプレーで相手の強みを消して(6年前と)違う姿を見せたい。勝ちにいく」と過去9戦全敗の強敵に闘志を燃やした。

 日本代表は11年W杯1次リーグでフランス代表に21-47で敗れ、それ以来の対戦となる。堀江は数日前にフランカーのリーチ主将らと当時の試合映像を視聴した。「全然ダメでしたね。『あかんなー』とか言っていました。あの時はシステムもなかったし、今回は自信を持って臨みたい」。堀江と同じくフランス戦に出場したSH田中は「昔とは違うチーム」と指摘し「これまでのつなぐチームではない。FWが突っ込んでくるので少ないチャンスをいかにものに出来るかが重要」と説明した。

 世界ランキング11位の日本代表は18日、同14位のトンガ代表に39-6で快勝。世界屈指の巨漢軍団にキックを絡めた効果的な攻撃で、防御もノートライで抑えるなど代表の「モデル」が体現された。19年W杯で目標の8強を狙うジョセフジャパンにとって、同8位のフランス戦は重要な一戦となる。