高木美帆(23=日体大助手)は自己記録を2秒近く更新しての2位も、同走した小平奈緒(31=相沢病院)との差に悔しさをにじませた。「悪くないレースをしたと思えるからこそ、完敗だったことに力の差を感じた」と唇をかんだ。

 それでも、今季のW杯では3000メートルで初優勝を果たし、主戦場の1500メートルは4戦全勝と、中長距離で世界の強豪を圧倒する活躍を見せてきた。平昌(ピョンチャン)五輪では1000メートルでのメダル獲得もしっかりと見据える。「これからの楽しみにもなるし、1000のモチベーションを上げる要素としては十分すぎる」と闘志を燃やした。