ロシア・オリンピック委員会が12日、ロシア選手の平昌(ピョンチャン)冬季五輪への個人資格参加を認める決定をしたことを同国のスポーツ関係者は一様に歓迎した。かつてフィギュアスケート女子の浅田真央さんを指導したタラソワ・コーチは「試合でのみ、われわれは最も強いと証明できる。五輪がなければロシアのすべてのスポーツを破滅させてしまう」と語った。

 ロシア国民の勝利への期待がとりわけ高いアイスホッケー男子のコワルチュク選手は「決定に感謝している」と話した。スキー・ジャンプ女子のアバクモワ選手は「国旗や国歌のためではなく、祖国や、フェアでないやり方で資格停止となったすべての人、応援してくれる人のために戦う」と写真共有アプリ「インスタグラム」に決意を投稿した。