日本スケート連盟は13日、フィギュアのペアで日本が来年2月の平昌冬季五輪出場枠を獲得したと発表した。9月の五輪最終予選で出場枠を手にした北朝鮮が国際スケート連盟(ISU)に期限までに出場意思を示さなかったため、補欠1番手の日本が繰り上がった。日本は個人種目で男子3人、女子2人、アイスダンス1組を合わせ、全てに出場する。

 最終予選で北朝鮮はリョム・テオク、キム・ジュシク組が五つの出場枠争いで3番手に入り、平昌五輪で全競技を通じて初めて出場枠を獲得。須藤澄玲(神奈川FSC)フランシス・ブドローオデ(カナダ)組が6番手だった。

 伊東秀仁フィギュア委員長によると、ISUからは韓国側が北朝鮮側に出場を要請しており、北朝鮮が出場する場合は1枠増やして実施すると連絡があったという。

 五輪代表は全日本選手権(21~24日・東京)で決まるが、ブドローオデはカナダ人で日本国籍がないため、須藤、ブドローオデ組が代表入りする可能性はない。

 日本は同種目で前回の2014年ソチ五輪でもエストニアの返上による繰り上がりで高橋成美と木原龍一(ともに木下ク)のペアが出場した。