シングルス準々決勝で、男子は世界ランキング17位の14歳、張本智和(エリートアカデミー)が、同3位で今年のワールドツアー4勝のドミトリー・オフチャロフ(ドイツ)にフルゲームで屈し、4強入りを逃した。

 女子は世界9位の伊藤美誠(スターツ)が同10位の陳幸同(中国)に1-4で敗れた。

 張本は粘り強いプレーで2、4、6ゲーム目を取ったが、第7ゲームで競り負けた。伊藤は速攻が決まった第2ゲームは奪ったが、以降は得意の展開を封じられた。

 ◆張本智和の話 自分でミスし、本当に悔しかった。2月のインド・オープンは0-4だったので、1年間でここまで成長できた。早いうちにリベンジしたい。(来年は)誰にでも勝てるような実力をつけたい。

 ◆倉嶋洋介・日本男子監督の話 もったいない思いはある。(張本のすごさは)最後まで諦めないところ。どちらが勝ってもおかしくはなかった。引き続きフォアハンドとフットワークを強くしていきたい。