女子の伊藤亜由子（３１＝トヨタ自動車）が３大会連続の五輪出場を決めた。代表発表の際は、最後の１人で名前が呼ばれた。

　リンクに立ち、意気込みを語る時には「３回目の五輪になるので、前回の悔しい思いを…」と、スピーチの途中で感極まり涙。「新しいメンバーと一丸となって、メダルを取りに行きたい」と涙ながらに気合を込めた。

　ソチ五輪の後、１度は引退を決意した。だが「夢の途中だった。モヤモヤした思いがあった」と復帰し、再び夢の舞台を目指した。３１歳で迎える五輪。経験を生かして「私も初めての時はただ五輪出場がうれしくて、ふわふわした気持ちになった。（他の初出場のメンバーが）緩んだ気持ちになったら引き締めてあげたい」と、チームを引っ張る姿勢を見せた。