アルペンスキー男子のエースで、来年2月の平昌(ピョンチャン)冬季五輪で2大会連続3度目の五輪代表となることが確実な湯浅直樹(スポーツアルペンク)が左膝のMRI(磁気共鳴画像装置)検査を受け、骨挫傷と診断されたことが18日、分かった。

 34歳の湯浅は2005年に左膝の軟骨を欠損。その後は翌年のトリノ五輪の男子回転で7位入賞を果たし、12年にはワールドカップ(W杯)で日本男子4人目の表彰台となる3位に入るなど活躍したが、軟骨が削れている部分に継続的に衝撃が加わったことで骨挫傷を負ったという。

 骨挫傷は一般的に1カ月程度の加療が必要だが、湯浅は今月22日に行われるW杯男子回転第3戦に向け「今季はまだ成績が残せていないが、次戦で挽回する」と出場へ意欲を示している。