世界168位で、今大会が左ひざ前十字靱帯(じんたい)断裂からのツアー復帰戦となった西岡良仁(22=ミキハウス)がストレートで敗れた。同76位のセッピ(イタリア)に1-6、3-6、4-6と、1度も相手のサービスゲームを破れない完敗だった。

 相手は、先週のツアー下部大会で優勝し波に乗る元18位。西岡は、第1セットは相手の勢いを止められず、1ゲームしか奪えなかった。しかし、第2セットに入ると、調子が落ちた相手に対し、何度もチャンスを迎えた。ただ、今大会が約10カ月ぶりのツアー本戦で、1年ぶりの4大大会本戦。初戦でシード選手を破った相手を崩すプレーができず。どうしても試合勘を取り戻すことができずに、ストレートで敗れた。