女子シングルスで、昨年覇者の平野美宇(17=エリートアカデミー)が苦しみながらもベスト8に進出した。世界ランク30位の芝田沙季(20=ミキハウス)にフルゲームの末、4-3で競り勝った。15日の開会式では選手宣誓を務めた。家族と相談し「卓球の力が世界を平和に導く」との言葉を入れた。五輪の理念はスポーツを通して平和実現に貢献すること。17歳にして大きな理想を胸に抱き、トップ選手の責任感を持ちながら連覇を目指す。

<平野の選手宣誓>(15日・開会式)

 私たち選手一同は歴史と伝統のある天皇杯、皇后杯、平成29年度全日本卓球選手権大会の舞台に立てることを誇りに思い、スポーツそして卓球の力が世界を平和に導く礎となることを信じ、感謝と尊敬の気持ちを忘れずに、一球に心を込めて最後までプレーすることを誓います。