フィギュアスケート男子で平昌五輪代表の宇野昌磨(20=トヨタ自動車)が22日、4大陸選手権(24日開幕、台湾・台北アリーナ)に向けて本番会場で公式練習に臨んだ。

 昨年12月の全日本選手権後は、午前開始の平昌五輪(ピョンチャンオリンピック)に向けて朝練習に取り組んだ。ところが「朝早いのがきつすぎてやめました。眠すぎて、昼の練習でぐらぐらしちゃうんで…。『試合の時だけ頑張ろう』って思って。といっても(練習開始は)9時からだったんですけれど」と、早起きが苦手な宇野らしいエピソードで笑わせた。

 それでも氷上での練習は緊張感たっぷり。五輪に向けたプログラムを滑り込んでおり、フリー曲「トゥーランドット」をかけての練習では、演技序盤から4回転ループ、4回転フリップと続いていくジャンプを次々と決めていった。「(プログラムに)だいぶ慣れてきましたね。このプログラムで演技をするのが当たり前になってきているので、何も考えていなくても体が勝手に動くぐらい練習できているかなと思います」。男子ショートプログラム(SP)は25日。五輪に向けた最終リハーサルの場で、大舞台へ加速したいところだ。