日本サーフィン連盟(NSA)は6日、今年の強化指定選手を発表した。日本プロサーフィン連盟(JPSA)、ワールドサーフリーグ・ジャパン(WSL)との協議で選出された男女82人で、日米両国籍を持ち世界最高峰のチャンピオンシップツアー(CT)で活躍する五十嵐カノア(20)が初めて名を連ねた。

 五十嵐は昨年まで生まれ育った米国の選手として活動していたが、20年東京五輪は両親の国でもある日本代表としての出場を希望。国際サーフィン連盟(ISA)、日本オリンピック委員会(JOC)などの規約に沿って、日本代表となる手続きを完了した。

 強化指定選手は15年の全米オープンを制した大原洋人(21)、昨年世界ジュニア優勝の安室丈(16)ら男子56人、女子は昨年の一宮千葉オープンで優勝した川合美乃里(17)ら26人。この中から今年9月に愛知・田原市で行われる世界選手権などISA主催大会へ派遣する日本代表が決まる。3月には、強化指定選手が参加する強化合宿が千葉・鴨川で実施される。