平昌(ピョンチャン)オリンピック銅メダルでLS北見の吉田夕梨花(24)とSC軽井沢クの両角友佑(33)の日本協会推薦ペアが、1次リーグで敗退した。1次リーグ最終戦で妹背牛(もせうし)協会と対戦。3点リードで最終の8エンド(E)に入ったが、相手のラストストーンで一挙に4点を奪われて、大逆転負け。1次リーグ4勝2敗で準決勝進出を逃した。

 両角は「点数はリードしていたが、ショットが決まっていなくて(最後の)5投目に苦しいショットを残していた。自分がゲームをつくれなくて、それが敗因です。石の配置をしっかりと確認しないといけなかった」と話した。

 4人制との違いについて「スイープとか指示とか、いつもあるものがない中で投げる。カナダのチームは指示なしで感覚だけで投げることもあるが、そういう力が自分は足りないんだなと思った」と口にした。

 指示やスイープは4人制のコミュニケーションのたまものといえる。ただそれが通用しない場面もあるという。両角は「実際の試合では(投げる目標として)ブラシを立てていても、必ずしもそこに投げられるわけじゃない。(狙いがずれた)そういう時は、個人の感覚や判断になってくる。そこに合わせる技術が自分はまだ低いなと思った」。今大会の気づいたことを、4人制に生かすことを考えていた。