世界ランク44位の大坂なおみ(20=日清食品)が現女王も撃破し、決勝進出を決めた。

 準決勝で同1位のシモナ・ハレプ(26=ルーマニア)を6-3、6-0で下した。シャラポワら元女王や4大大会決勝進出者を撃破した勢いは止まらず、悲願のツアー初優勝へ王手をかけた。大坂の決勝進出は準優勝した2016年の東レ・パンパシフィック・オープン以来。

 決勝では同19位のダリア・カサトキナ(20=ロシア)と対戦する。

 大坂は1回戦で元世界1位のマリア・シャラポワ(30=ロシア)を6-4、6-4で下し、2回戦でも元世界2位のアグニエシュカ・ラドワンスカ(29=ポーランド)を6-3、6-2で撃破し、連続して大金星を挙げた。3回戦でも同100位のサチア・ビケリー(22=米国)に6-3、6-3のストレート勝ち。4回戦では同58位のマリア・サカリ(22=ギリシャ)を6-1、5-7、6-1のフルセットで破り、8強に進出。準々決勝では同5位のカロリナ・プリスコバ(25=チェコ)を6-2、6-3で破っていた。大坂がトップ10に勝ったのは、17年香港オープン2回戦で当時世界5位のV・ウィリアムズ(米国)を下して以来3度目。