日本チームの先陣を切った50キロ級の入江ゆき(25=自衛隊)が、流れを引き寄せて4連覇に貢献した。孫亜楠(中国)と対戦した入江は抜群のスピードで相手を圧倒。次々にポイントをあげて5分14秒、10-0からフォール勝ちに持ち込んだ。「スタートの階級なので、絶対に勝とうと思っていた」と、満足そうに試合を振り返った。

 相手の孫はリオ五輪48キロ級の銅メダリスト。リオ五輪金メダルの登坂絵莉とも競り合った孫に快勝し「みんなの応援が力になりました」と、スタンドに感謝した。4月からはロンドン五輪金メダルの小原日登美さんが自衛隊のコーチとして指導する予定。入江は「世界選手権(10月・ブダペスト)で勝ちたい」と2年後の東京オリンピック(五輪)を目指して話していた。